ドラえもんから考えるジェンダー問題

ドラえもん、好きな子ども達は多いですよね。

親世代から言えばドラえもんは毎週の楽しみの1つで、放送時間に合わせて宿題などを済ませておいたものです。(そうしないと「のび太みたいになる」と観ることができなかったので)

昭和生まれの私は「そういうもんだ」と思って観ていましたから、今のドラえもんの放送を見ながら「昔から変わらないなぁ」と微笑ましく子どもたちと一緒に観ることもありました。

ただ、少し目線を変えるとドラえもんにはたくさんのジェンダー問題が潜んでいるなと感じたので今日はこの記事を書きます。

女の子はスカート、男の子はズボン

ドラえもんに登場する女の子はみんなスカートをはいています。そして、男の子はみんなズボン。

これからの多様性を考えると、色んな服装をアニメにも出さなくてはいけないのではないかなと思います。特に、今後学校の制服は全てスラックスで統一されていく可能性もありますし、(現在は男子標準服はスラックスのみ、女子標準服はスカートかスラックスを選べる、という学校が増えてきています。)特に私服の小学生は様々な服装を許していくべきだと私は思います。

男の子がスカートをはいたらおかしいの?

ある日お子さんがそんな質問を親であるあなたにしてきたら、なんと答えますか?

私は実は息子(当時5歳)からこの質問を受けたことがあります。

この時私はこう答えました。

〇〇君(息子)がはきたいと思ったらはいても良いんだよ。ママはおかしいことだとは思わないよ。ただ、そんな〇〇君をおかしいって思ったり、言ったりする人は居ると思うよ。ママたちはそれがおかしいって教えられてきたから。

それを聞いた息子は

ふぅーん、と言いながら、「〇〇ちゃんみたいなスカートをはきたいんだよね」と言いました。

私は息子の気持ちを折らないよう、彼がどうしてそう思うかをじっくり話して、

「そっか~、〇〇ちゃんみたいなスカートはきたいんだ~」

など、気持ちを汲み取りました。

そこで冒頭の「男の子がスカートをはいたらおかしいの?」をどうして思ったかを聞いてみました。

すると、お友達に「へんなの~」とか、「おかしいよ」とか言われたと言っていました。

「へんなの、って言われて嫌だったね」

「おかしいよって言われて悲しかったね」

と、息子の気持ちに寄り添い、話は終わりました。

決して怒ることなく、頭ごなしに否定することもなく、そうかそうかと笑って聞いてあげてください。

きっと話が終わったころは本人もスッキリしています。

男の子らしい遊び、女の子らしい遊び?

私の目に留まったのはこの「注文の多い人形あそび」です。

DORAEMON

録画をしているものを子どもたちが何度か観ていました。

この話は家に遊びに来たみっちゃんという女の子が人形あそびを使用とのび太を誘うのですが、のび太は野球をやりたいから人形あそびなんて嫌だ、と困ります。

そこでドラえもんが人形の中にロボットの骨組みを入れて、人形が動き出す道具を出して、みっちゃんを置いて野球に行きます。

ここまでは「やりたいこと=野球」があるのに「お邪魔が入った=みっちゃんと遊ぶ」のでドラえもんの道具で解決をした、という点で、まあ理解ができます。

この後、人形が自我を持ってあれこれ注文をし始める事で何度もみっちゃんがのび太のところへ助けを求めに来ます。

その都度のび太はバツが悪そうにみっちゃんの元へ行き、人形のわがままを聞いてあげます。

ところどころに「男が人形遊びなんておかしい」という描写が出てきます。

そして、やっと人形たちがみっちゃんと遊んでも良いってことになりますが、またのび太が呼び出されます。

何をしているんだろうと覗きに来たジャイアンやスネ夫他、男子2名(計4名)が、のび太とドラえもんが人形役になって、人形たちとみっちゃんがそのお世話をしている、という姿でした。

その様子をバカにした顔で笑って、こんなの嫌だ~、とのび太とドラえもんが嘆くところで話が終わります。

さらりと流して見れば、大した内容ではないのですが、深く考えるとドラえもんは今の時代にはもう合わない、と感じました。

この人形たちにも自我があり、人形の女の子は綺麗な服を着て、おしゃれをして、美容室へ行って、とありますが、人形の男の子は勉強のために参考書を買うという描写がありました。また、人形のお父さんは居ません。(恐らく昼間は仕事に出ているという設定)

まさに私が小学生だった頃の親の考え方です。

このアニメを放送で流すことにそろそろ問題を感じた方が良いのではないかなと私は思っています。

これを観る事で、子ども達に「家族はこういうもの」という考えを刷り込ませてしまうのではないかという危機感を少なからず感じ始めています。

女の子だから、男の子だから、ではない

うちで特に気を付けているのは、夫にも料理を作ってもらうことです。

夫は洗濯は進んでやってくれますが、料理は自ら作ってくれません。

私がお願いするか、私は作れないことを伝えないといつまでも待っている傾向がありますが、言えば作ってくれるので、作ったことに都度感謝して、次に繋げています。

本当はそんなことをしなくても、夕食の時間になれば自分から作ってもらいたいんですが・・・(本音)

なので、せめて息子たちには将来お嫁さんを困らせないためにも、料理はお互いが作るもの、家事もお互いがやること、そして育児は二人でやることを事あるごとに伝えています。

女の子だから料理ができなくてはいけない、という考えはもう古いという認識が私たち自身にも必要です。

逆に男の子だから強くなくてはいけない、という考えも改めた方が良いなと思っています。とかく虫などは男の子が怖がることが弱々しいと思われがちですが、そんなことは無いと思わなくてはいけませんね。

私は大抵の虫は対処できますが、息子の中には怖がる子も居れば、平気に触れる子もいます。本当、それは性別ではなく、人それぞれなんです。

タイトルとURLをコピーしました